あなたの前世は、中世ドイツで手工業などの職人集団を束ねた、
ギルドの親方です。
元々、職人の家庭に生まれ、
幼い時から父親の仕事ぶりを見よう見まねでマネていたあなたは、
早くから職人としての才能を開花させてゆきます。
厳しい徒弟制度の元で鍛えられ、基本的に手仕事で作るものなら、
なんでも手がけられる器用さを身につけたあなたは、やがて、
多くの職人たちから一目置かれるような存在になっていきます。
口数は少なくても、面倒見の良いあなたの元には、
弟子入り志願者が続々と集まってきて、
いつしか多くの弟子を抱える親方として、「ギルド」内においても、
大きな権力を持つようになるのです。
職人の地位向上と市民権を得るため、
あなたは「ギルド」全体をまとめ、王権に近づき、
ついに特権的な地位を手に入れることに成功します。
皆の為、弟子たちの為に長年、一人で頑張ってきたつもりのあなたですが、
その頃、すでに自分自身は大好きな「職人」ではなくなっていることに気づき、
愕然とするのですが…。